渋谷、老女刺傷事件に思うこと。
なんつーか・・
人通りの多い渋谷での事件。
六十代の女性に切りつけ、現行犯逮捕された自称七十代の老女。
『ジロジロ見られて腹が立った』
…で、刺す?
明らかに認知症じゃないの?
同居家族は居ないの?
その後の報道が無いね。
強迫観念や幻聴、幻覚の現れる認知症もある。
なにせ施設に入所した義祖母も、施設に入る直前には・・
物凄い幻聴・幻覚・・強迫観念があった。
離れの4DKで一人で優雅に暮らしていたが、
身の回りの世話していた父が急死してから、兼ねてより認知症が酷くなった。
父の葬儀の時、誰の葬式だ?と母に聞いたいたくらいだ。
その義祖母が異常行動をとり出したのは・・
父が亡くなってひと月も経たないくらいから。
泥棒が毎晩部屋に入ってくる。
知らない女がコタツに入ってくる。
子供の声が聞こえる。
誰かが走り回ってる。
そういうことが『怖いっっ』と言い(聞かされるこちらも何か怖い)
夜中に室内電気はつけっぱなし、テレビ、エアコンもつけっぱなし・・、
玄関全開で、家を飛び出してどこかに行ってしまう。
近所の人や顔見知りの駅前商店の人に何度も保護されたりした。
この頃には自分で食事を作る事も、風呂を入れることも入る事も出来なくなってて、
洋服はいつも同じ格好。
着替えて寝る・・と言う行動が出来ない。
来ている服のまま寝て、起きる。
翌日にキレイな別の服を着るのも出来ない。
保護された時には、何で自分が飛び出したのか忘れてて・・
『散歩してた』とあっさり言い放つ。
呆けていることを他人へ気づかれないよう見栄っ張りはとにかくうまい。
しかし、もうこの頃には隠しようが無くなっている状況。
飛び出した時の服装が、寝巻きの上にセーターやらチャンチャンコ、
厚手のフリースのスカート・明らかに自宅で寝る直前のような格好。
散歩なんてするような格好じゃない・・真夜中だし。
そういうことが何度も続き、母も高齢でずっとみてられないということで、
有料施設が紹介された。
この刺傷事件の老婆も、明らかに認知症だろうね。
しかし、刃物を持ち歩くとは・・実に危険だね。
深夜営業のマックへ徘徊老人がやってくると言う話を耳にする。
これからますますこういう認知症でも凶暴系の輩が増えるのでは・・と
危惧する。
有料の施設なんかでは、凶暴性のある人は受け付けない。
家族が凶暴性を嘘ついて入所させても、暮らせば判ってしまう。
著しい言葉の暴力や身体的攻撃性のある患者は退所。
そうなるとこういう凶暴認知患者は・・どうなるのだ。
一般社会で野放しか。
で、こういう刺傷事件や暴力事件が多発するかもね。
裁判とか・こういう凶暴性のある一人暮らしの老人に対して
普通に出来るのかね。
刑務所が凶暴性のある認知症患者の介護施設になる日が近いのか。
一刻も早く、こういう凶暴性のある認知症患者の対処も
国を挙げて考えるべき時期じゃないのか。
ゾンビ映画なみの、認知症版の殺戮認知症患者徘徊何てことに・・
実に恐ろしい未来ですがな。