語るなかれ、聞くなかれ‥。
84年に角川映画で公開された『湯殿山麓呪い村』のキャッチフレーズ。
山口県の限界集落での連続放火殺人。
何かアタマによぎったのはこの映画・・と、不謹慎なアタシ。
集落の五人の高齢者が犠牲に。
もともと十数名しか住んでいない集落で、五人もの人が殺されしまったら、
もうこの場所もやがて廃村となっていくんだろうなぁ。
昨日の午前中に、速報で63歳の犯人逮捕。
とりあえず、周辺の方々の殺人鬼の徘徊の恐怖は終了した。
事件の周辺では加害者や被害者の色々が聞こえてくるが、
加害者が都内に住まっていたときも、そのアパート内ではゴタゴタした
揉め事がたくさんあったようなので・・
もともと、何かにつけてトラブルメーカーだった男という事だろう。
また犠牲者の方にも・・なーんか同情はできないような雰囲気が漂う。
高齢者の多い地域で彼らに比べたら年若いと言うこの男に色々と
頼みごとやらしておきながら、ソレをやってもらうのが当然という態度で
感謝やお礼の言葉がなかったと・・男が愚痴っていたとか、
道を歩くのも、年下は道のはじを歩けとどやしたり、
ちょっとー、今の時代に、嫌な感じ。
些細なことだろうけど、若い人には無理でしょこういうところ。
だからといって、加害者の男側にも非礼はたくさんあるみたいだし・・
たとえば犬の糞の始末・・をしないとか
挨拶しないとか・・。
ともかく、世代ギャップを埋めていた男の両親が亡くなってから
トラブル激増との事だから、
こういう高齢者だらけの限界集落に、若い者が入る難しさ。
しかし、怒りに任せて五人も殺してしまったら、もう死刑なんだろうね。
何かすっきりしない。
被害者、加害者‥どっちにも肩入れできない事件だねぇ。