痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

サヨナラ昭和の古家。

お盆明けから、実家の義祖母宅の解体工事が本格的になった。
更地で売りに出すことに。
五月の下旬から内部の片付けを、、何かに取り憑かれた様な感じで
猛然と働いた。
大事に取っておく物などなく、義祖母宅に詰め込まれたモノタチの殆どが
廃棄物となる中で・・すべてをゴミと見なさずに、仕分けもした。
後に、アタシもかなりの目利きになったりして
古物商の資格でも取ろうかなぁ・・ナーンて(笑)
新品だったり使えるような物はフリマやオークションで・・売りさばいた。
(しかし、思った以上に・・これもかなりの労力だった)
掛け軸、置物、陶器、果ては着物に謡い本一式、
年代物の古風なうちわなんぞも・・リサイクルショップや古書店へ持ち込み
ゴミではなく誰か欲しい人の手にわたるであろうと・・
無駄にしなかったという事では自分でも満足だ。

義祖母宅は、あっという間に足場が組まれ、防護シートに覆われ・・
解体が始まった。

戦後すぐに、商売で財を成した祖父が建てたと聞いている。

サヨナラ。
実家での悲喜こもごも・・
複雑な人間関係の巣窟。
強欲
不仲
どケチ
見栄っ張り
没落
貧乏
孤独

ホント、、大人になって振り返ると・・イマイチ良い思い出はない。
楽しくもない・・薄暗い義祖母宅の記憶。
あの忌まわしい古ぼけた家は、この夏の猛烈な日差しに焼かれ、
尋常ではないゲリラ豪雨に洗い流され、浄化されて行くようだ。
・・そして、どこか知らない他人の物へとなって、完結するんだね。

モロモロの思いと共に・・合掌。