体重５０．５キロ・体脂肪３１％

連日、ニュースやワイドショーで大騒ぎだが、
金賢姫(キムヒョンヒ)・元北朝鮮工作員を特別措置で来日させた
日本政府。
海外のメディアは、もう三十年前の事しか情報を持たないであろう
元工作員に、日本政府は一体何を期待して居るのだろうか…、
甚だ疑問だと、政府の対応を危惧する声明を出されている。

で、やはりな結果・・。
キムキョンヒは、真新しい情報などは持ち合わせてはおらず、
終始、昔の話だったと言う。

誰もが想像できた結果だ。

申し訳ないが、拉致被害者達が次々に彼女に会うことに、
どれほどの意味があるのかも・・なんだかわからない。
だって、拉致被害者が唯一聞きたいのは、、
消息不明で拉致疑惑のある・・息子を、娘を、妹を兄を…
見たことはないか…と尋ねたいだけだろう。
政府の対応、一向に進展しない拉致問題に辟易し、
何か情報が掴みたい一心だと言うの理解できる。
しかし、あの秘密めいた国で一工作員が、どれほどの事を
知っていたのか？

冷静に考えれば、無理な事ではないだろうか。

こんな方法しか、政府に方策がないのが、お粗末過ぎる。
何度も首相が変り、政権も変り・・
国内のことで一杯一杯の政府に、拉致問題までの余裕がないのだ。

また国民も、拉致された人のことをいつまでも心に
留めているわけでもない。
一時は大騒ぎしてもノド元過ぎればすぐに忘れてしまう国民柄だ。

そんな中で、センセーショナルに元工作員を来日させると言う事で、
国民の意識を拉致問題へ注目させると言う一つの方策なのかも
しれないが、結果的に、古臭い情報しか得られないのであれば、
国民の興味を引く事は出来ないかも知れない。

拉致被害者家族の会自身も、強攻に制裁を続けて拉致被害者を
返せと言う人達と、逆に制裁を緩めた上で交渉の席に
付かせて拉致問題を解決に導きたい人とで、分裂もきたしている。

某コメンテーターが、身分のある大臣クラスを北朝鮮に
居座らせるくらいの意気込みで拉致問題を解決しろと言っていたが、
まさにそれくらいすべき時期だと思う。

このままじゃ、まさに海外メディアの何のための元工作員来日かと
冷笑されるだけだ。

だた、待たされる側は、たまったものではない。
拉致家族もどんどん年を取り、象徴とされる横田夫婦も・・
元気で居られるのもここ二・三年ではないのかと危惧する。