闘病日記・その四

入院の中で、食べる事も治療の一環ではないかと思うのだが、
悲しいかな、この病院の病院食は美味しくなかったぁぁ(>_<)
食材とか彩が同じなのね。
味付けも、なんだか悲しい。
ごはんでカロリーを取るように計算されいるのか、丼飯１８０グラム。
正直、おかずだけではまったく食べきれない。
私は常食だったので、自宅から味付け海苔を御願いした。

隣のおばあさんが、ご飯に柿の種をかけて食べていたのも
何か判るような気がするが、米に炭水化物かけて食べるのは
糖尿には危険なのでは(＠_＠;)

病棟が内科なので、糖尿患者が多い。
働きざかりっぽいオヤジ達が多数。
しかし、このオヤジ達、
糖尿病食を食べて点滴して、養生すべきだろうに
売店で饅頭かって盗み食いしているんだから、
本末転倒だね(>_<)

病室は時折、ポリープ切除で一泊入院の方々が出入りして、
常時入院中が私を含めて四隅。
二人は肝臓のレーザー治療で養生中、近々退院予定。
もう一人は腸の病気ですでに一ヶ月入院とのことだが、
そろそろ退院らしい。

その間、隣の個室に脳性マヒっぽい中年？女性患者が入院。
暴れるのか騒ぐのが、ろれつのはっきりしない声が漏れてくる。
血液検査も、採血が大変で、『動かないで』と何度も念を押されても
動いちゃうので、とにかく大騒ぎ。
更に寝たきりらしく、下の世話の時間が一日数回。
これまた騒がしい上に、何故か個室から臭いが漏れてきて‥(>_<)
下の世話中に興奮して大騒ぎしたりするのが聞こえてきて
看護婦さんたちのお世話も・・本当に大変と、頭が下がる。

しかし、それに伴う臭いもれは
廊下の窓は開いてるけど・・キツイっす。

数日過ぎた週末。
またも午前二時過ぎ。
一番奥の個室がまたエライ騒ぎになってきた。

ガラガラと何かが廊下を慌しく運ばれていく。
数人の女性の話し声。
嗚咽と患者の名前を連呼している。

イキナリ看護婦さんが患者の苗字を大声で何度も叫ぶ。
『○○さんっ、○○さんっっ』
それが合図の様に、
同時に家族も患者の名前を何度も必死大声で叫んで。

中の一人の女性（昔のドラえもんの声に似ている）が、
実況中継の様な声が響く。
『ああ、瞬きしなくなった、目が開けっ放しだよぉぉ』
『目が、、目が開いちゃっている』
『○○っっ、○○〜っっ、ああー、○○っっー』

また誰かがお亡くなりらなったようです。