認知症と料理。
実家の母は79歳になったが、昨今健康オタクとなりつつある。
主に食べる事に関してだが・・。
もともと料理好きなので体にいいと聞けば実践というか作って食べる。
近隣に売っていない食材はネットで頼むというくらいにパソコンも
年のワリに上達。
料理を作るというのはボケ防止にも良いとのことなので、
大いに結構なことだと実家に集まった兄弟とともにヨイショした。
過去、近隣の老婆達が次第に呆けてくる過程を目の当たりにして、
何か共通項があるような気がしてならない。
まず、料理を楽しんで作れるか否かにあるようにも感じた。
料理を作る事が好きではなくただ義務としてなんとなく作って
食べているというのも一人暮らしが長くなると危ない。
気づいたら呆けていたという感じになる。
食べることに無頓着で、痩せてきたもしくは、年の割りに太ってきた
というのも認知症の入り口だ。
特に、近隣などの家族関係を見ていると・・
家族と同居でも(家族と不仲という場合は要注意)食事を一人で作り、
一人食べる。という環境に置かれた老人が結構呆けている。
ただし、これには、『料理を作るのが好きではない』という条件付。
一人で食事を作れなくなってて、冷蔵庫には賞味期限の過ぎまくった
冷凍食品や惣菜が溢れている。
それなのにまた購入。
冷蔵庫内は食べ物で溢れかえり、その異常に気づくと同時に、
老女の呆けにも気づく。
以下の人たちの認知症の発見もこういう状況だった。
近所の嫁と不仲のおばあさん達・母方の祖母。
同居で不仲ではなかったが、何でも自分一人でやると固持しているうちに、
次第に蝕まれた主人の母親。
料理を作るという作業が脳にどういう刺激を与えているのがわからないが、
食べることに関していい加減でいる老人は呆ける気がする。
この点は、どうも見ていて間違えがない気がする。
母も、料理に興味がなくなったとき・・
もしくは作るという気力低下が起きた時、危険信号だね。