実は、親世代の罪かもよ。

某ドラッグストアにて・・

幼稚園の制服を着た男の子が店内を走り回っていたが、
ふと、棚の角で立ち止まってレジの方を見ている。

レジでは、店員さんがお菓子の箱を持って若い母親に何かを話している。
母親は、『うちの子が食べたんですか？』というような声が聞こえた。

手のひらサイズの子供向けのお菓子の箱が開けられてて、
中のお菓子が食べられているのを店員が発見したみたという状況。
そばにいた？その幼稚園児を疑っているというか、
明らかに犯人と言う感じで、店員さんは困ったような顔で母親を見ている。
母親は引きつったような顔でうちの子が食べているのを見たのかと・・
店員にいい返している。
店員の言葉のニュアンスから、その子がお菓子を食べたのは初めてでは
ないみたいで、会計して欲しいと言っている。
少し離れて場所で様子を伺っているその子は、何かニヤニヤしている。
店員は結構粘って、少し前に見たときは何も変った様子はなかったし、
お子さんが食べたと思いますと、言っていたが・・・

店内はちょうど空いていて、
客は、私と前から居たオジサン、お年寄りの女性のみ。
子供の菓子を開けて盗み食いするような客は他に居ない。

私がレジに並ぶ頃には店員は諦めたようで・・
食べられたお菓子の箱が横の棚の上に乗っていた。
母親と子供の姿もなかった。

正直な話として、
第三者的印象では、
あの園児の様子とか顔つきとか・・
明らかに『お前が食ったんだろ』
…って感じ。

昨今、スーパーなんかでも、
駄々こねて棚の商品を食べたがる幼児とかに出くわす。
とにかく、カートの中でいつまでも泣き叫んで欲しがり、
しつこく同じ言葉を繰り返し、今すぐ食べさせろ・・みたいに
キーキー癇癪を起こして、悶絶している。

そんな子供に限って、母親自身が棚から取って袋を開けて
あっさり食べさせてしまうのを目撃する。

その様子を横で見ていて訝る老女の視線に、
『一緒に会計するんだからいいでしょっ』と
何か切れたように言っていた。

欲しがればすぐに与える・・。
悪循環だし、親としてどうなんだろうね。
子供なんて、学習するし結構ずる賢いところあるから、
その幼児はキーキーと悶絶して泣き叫べは、
自分の要求は通ると理解しちゃってるンだね。
だからもう、欲しいとなれば所構わず・・
キーキー言って手に入れているんだわ。

いい事、悪い事、我慢する事・・
スーパーの買い物でも、子供への教育というか躾の場になるのに。
そういう些細な事の積み重ねが大切だと思うげとねぇ。

一方、そういうこともせず、イキナリ頭や体を叩いたり、
口汚い言葉で、やめさせる・諦めさせるという親もいる。
これはこれで・・怖いですねー、虐待？
更に、別のパターンとして、
幼児に向かって
『あれもこれも欲しがって、お前に自分の意思はないのかよっっ』
何て大声を荒げて子供の肩を掴んで言ってる母親。
『自分の意思』ってさー、アンタの子供・・いくつよ。
見るからに幼稚園も行ってない年だよ。

最近の若い母親って・・何か怖い。
両極端で、バランスの取れた母親って居ないのかしら。
それとも、極端な母親が目立つんだろうか・・。

しかし、あんた達も自分の親からそうやって教育されて
大人になったんんだとしたら・・
彼女達が悪いんじゃなくて、彼女の親世代の罪だね。