痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

エコ商品の落とし穴。

新聞では、比較的小さな記事ではあったけど・・
人間や環境にエコで良かれと思っていた事が実は・・
かなり環境的には反エコだったという話。

人の世には矛盾が多く転がっているものですねぇ・・(>_<)

パーム油(アブラヤシ)は環境に優しい洗剤やバイオ燃料の原料として、
消費者のエコ意識の高まりから需要が増加し、熱帯雨林を伐採し、
アブラヤシの植林が進められ栽培面積が急増している。

しかし、三十年に及ぶ研究の結果が、このほど発表された。
熱帯雨林を伐採しアブラヤシを植林する事で、本来は森林が
溜め込む事の出来た炭素量が三十年後で65パーセントも減っていた事が
国立環境研究所の分析でわかったそうだ。

パーム油は環境に優しいとしても、原料となるアブラヤシは、
熱帯雨林に比べて、問題にならないほど環境には非エコ。
アブラヤシを三十年間(伐採時期)育ててみると、
三十年育っても樹高は十数メートルしかならず、
これに対して、熱帯雨林の種類によっては四十メートルを越えるて
成長するものもあるとのこと。
更に、アブラヤシと熱帯雨林とでは、三十年で土壌に蓄えられる窒素量が
アブラヤシは104トンに対して熱帯雨林は300トン・・。

つまり、アブラヤシはパーム油やバイオ燃料としてエコ商品となるが、
森林の二酸化炭素吸収という視点で見ればマイナスもいいところ。

現地は、猛然と(金になるからねー)熱帯雨林をアブラヤシの植林を
進めているし・・
人間の『エコ洗剤使って、私ってエコしているぅ♪』という
自己満足?は地球的視点で見たら非エコなんだね。

二酸化炭素を大いに吸い込んでくれる熱帯雨林保有国には
国の垣根を取り払った大規模な基金を設立して、安易な金の為だけの
伐採植林を阻止し守り育てて行くべきでは?

結局は、頼るのは金になっちゃうけど、金を掛けて守れるのであれば、
熱帯雨林こそ地球にとって宇宙戦艦ヤマトで言う所の『放射能除去装置』と
同じ位置づけではないのかね。
何万光年もの星に取りに行くのではなくて、この国に備わっているものだ。
熱帯雨林は立派な『二酸化炭素除去装置』として保有国に管理や保全
御願いし、守り育ててもらうために、保有国の生活の糧となるように
金銭的に支えるのも一つの方法だと感じる。

見方を変えれば、エコが裏を返せば非エコ・・。
何かもう、泥沼の原発問題もどこか似たような臭いがするよ。