未来予想と現実。
中高年なら経験があるのではないだろうか。
子供の頃、
未来予想の漫画やイラストを目にする事があった。
近代的な超高層ビル群。
超高層のビルとビルはチューブのような透明の管で結ばれ、
チューブの中を未来の車(タイヤなし)が凄いスピードで行き来する。
超高層ビルの中には、遊園地やショッピングモール、植物園などなど・・
…そんなイラストが色々とあったのを記憶する。
さて、アレから四十年余・・。
この国の現実は昔見た未来予想図とはかけ離れ・・
あんな予想図は具現化などしていない。
むしろボロボロではないだろうか。
あの昔見た未来予想図には天変地異など度外視で、
ただひたすらに超高水準的科学の結晶みたいな物だ。
あの予想図の空にどこまでも伸びた高層ビル群やチューブで繋がった天空道路とか・・
イラストレーターの思い描く張りぼてなんだと・・
今更ながらに気づかされる。
だって、あの予想図に政治とか経済とか農業とか・・中小企業とか
何も混ざらないから。
ただ、こういう未来が待っているかも・・みたいな、空想科学の世界だ。
自国の大地震や大津波
不況
円高
何よりも政治の衰退、
政治家の言動の薄っぺらさ
法律の改悪
海外の天変地異や気候変動
各国の暴動やストライキ
政権交代・・
今わかることは、あの予想図のような未来は来ない。
そう確信している昨今だ。