一億五千万円のモニュメント。
かつて、七万本もの美しい松林があった場所で唯一、一本だけが大津波に耐え抜き、
奇跡の一本松として、被災者の方々を励ました・・という事だが、、
やはり根元が海水に浸かり、一本松は枯れ死した。
その奇跡の一本松を京都かどこかの防腐処理会社に処理してもらい、
また元の場所に復興のモニュメントとしてまた植える(建てる)費用に
一億五千万円もかかり、国内外に寄付を御願いして賄うらしいけど、
現在二千二百万円しか集まらず。
あのさー、正直な話・・馬鹿馬鹿しいと、一蹴したい気分だ。
一億五千万もかけて、リアル松のモニュメントなんぞ必要ですか?
今は機運も盛り上がっているだろうけど、この先、数年経って・・
こんな物に一億五千万も賭けた・・のが馬鹿馬鹿しく感じる時が来る気が
して仕方ない。
そんなものに誰が金を出すんだろう。
そもそも何年持つの?その防腐処理した松は?永遠?
一億五千万もかける価値があるとは思えない。
何か、この町長だか市長だか・・
あまりにも感傷的になりすぎてない?
賛同なんて出来ないから、金が集まらないというのが、何で判らんのかね。
二千万円も集まっただけでも奇跡だろうに。
敢えてシビアに言わせて貰えば、被災地の妙なおごりじゃない?
被災地だから何をしても賛同してもらえるとか、許されるというか、
援助してくれるという・・だだの甘えでしかない。
無論、甘えて良いモノだってあるさ、援助したいし、助けたいとも思うよ。
デモ、この立ち枯れした一本松なんぞを大金賭けて保存なんつーのは、
必要ないとアタシは思う。
そんな大金なら、もっと別の使い道があるだろう。
松よりも・・被災された人間に目を向けてよって、思うね。
こんな考えの人が上にいたら、復興も進まんよ。
適度な大きさのレリーフでもつくり、記念碑を建立するだけでも
いいんじゃねーの。
集まった2千万で十分作れそうじゃん。