老朽化してるモノの点検って‥。

山梨県大月市の中央自動車道「笹子トンネル」で２日起きた天井崩落事故は
九名の死者が出る大惨事となっている。

一枚一トン↑ほどもあるコンクリートの板が３３０枚も落下して来て、
下を走っていた車はひとたまりもないだろう。
平日ではなかった事で、交通量も少なく、玉突き追突による２次事故が
発生しなかったもの不幸中の幸い。

これが年末年始の帰省ラッシュ時だったら・・と思うと、
ゾッとしてしまう。
天井板崩落の原因は天井板を吊り下げていた金具(ネジかボルト）が老朽化で
緩んだか外れたか・・と言う説明をしている。
管理会社は、点検は九月にしているらしいが、目視のみ。
築三十年以上と言うのに、目視のみと言うのも驚愕で、
打音点検などのハンマーでの点検は、過去した事が無いという。
同様の形状のとんねるは全国に二十数か所あると言うが、
そのトンネル全てが、目視のみの点検というおざなり点検で何十年と経年
しているのも怖すぎる。

日本中の建設後３０年以上の過ぎた高速道路や橋梁、トンネルなどの点検が
絶対に必要な時期に入っているだろうが、実際に点検して改修となったら、
どれ程の費用が掛かるのか・・想像も出来ない。
しかし、絶対に実施しなくてはならないし、優先順位はかなり高いだろう。

とにかくだ、衆院選挙後の政権には、こういう建造物の総点検する覚悟を
国民に示して欲しいね。頼むぜぇ☆