サヨナラ五輪。

オリンピックや世界大会などの大舞台に出場する女子柔道選手達が、
厳しい練習の影で、『死ね』とか『ブタ』とか・・言葉の暴力や
ビンタや竹刀で叩かれるという体罰を受けていたことを告発。

その告発した選手の中には、金メダルの‥あの眼光鋭い物凄い気合の入った
選手も入っていたのだろうか。

ともかくだ、東京開催のオリンピック誘致はかなり後退した気がする。
日本の柔道というか、世界競技の柔道となったいま、発祥の日本で『礼節を重んじる』云々・・
そんな美辞麗句が形骸化しており、日本の柔道ひいては・・日本のスポーツ界全体に
何十年も蔓延してる事実。
・・気合とか根性とか、そういうものに暴力や体罰が一体化していて、
それが当たり前の事で何の疑問も反発も問題定義すらおざなりにされていた。
そういう国で、スポーツの祭典が果たして開催されることが出来るのか？

普通に考えて出来ないだろうし、むしろ『辞退』する方が潔し。

桜宮高校のバスケ部のキャプテンの自殺が発端のスポーツ界の指導と言う名の暴行。
しかし、ソレが異常だという事に、ようやく気づけたのか？
とにかく日本のオリンピック関係の対応等の動きが遅いというか鈍いし、
一体ナニが悪いのかが理解できず、このまま済まそうとしているフシも見え隠れする。

事の重大さと世界へも発信されてしまったことだというのに、
文部大臣に侘びを入れる前に、する事があるだろうに。
選手を指導中の暴力からどう守っていくのか・・海外ならすぐにも作られるであろう
そういう第三者で構成される調査委員会の設置などもまったく声が聞こえない。

オリンピック誘致をドンドン遠のかせているのに気づけない・・。
サヨナラ五輪っぽいねぇ。

金メダリストで教え子数名に性的暴行の内柴被告も判決がでたが控訴。
指導者の性的暴行となると別物かも知れないが・・指導者として最低な所業。