東日本大震災から二年と天皇陛下。
まずはあの日の犠牲者、不明者に‥心から合掌。
自然の猛威を脅威を・・
私達は科学が進んだと勝手に思い込んでいた。
昨今の科学をもって、大したことは無い・・と、根拠の無い自信と
地球を生きた物だと認識できず、完全になめていたのではないかと
感じてしまう。
自然への畏怖を忘れた・・思い上がった日本人への戒めなのか。
かつては自然とともにもっと密着して生きていた先人達の教えも
過去の歴史の中へ埋没してしまっていた。
東北の太平洋沿いには、はるか昔に大津波に襲われた記録が石碑に刻まれており、
ある集落には、この石碑より下に家は建てるなと戒めている。
ソレを守り続けていた集落は地震の被害は出たものの津波の人的被害はなかった聞く。
しかし、ある地域では、過去の津波の石碑を道路の拡張工事で、倒して埋め戻してしまっていた。
津波で道路が流され、皮肉にもガレキの中からその石碑が出てきた時・・
先人が未来へのメッセージとした物を軽んじて開発のために埋めてしまった。
なんとも罪なことだ。
もう二年か・・
それともまだ二年・・。
どうも復興が伴わずに年月だけが流れてしまったようにも感じるが、
被災地の広域さと、とにかく福島の原発事故が全てを遅らせいてる気がする。
特に、東電の根拠のない安全神話、以前から指摘されていた電源喪失の危機感の無さ。
全てはソコだろう。
国内だけで原発反対と喚き続けているが、
お隣中国は海沿いに日本の比ではないくらい原発を作り続けていくだろう。
隠蔽体質でいい加減な国。
必ず大事故、大惨事が起きるだろう。
そのとき、風向きや自転を考えればモレ出た濃い放射能は日本を覆う。
どうしようもない事態が起きなければ良いけど・・ねぇ。
本当に原発とは・・重い課題だね。
心を引き締める意味でも『天皇陛下のおことば(全文)』を転載。
本日、東日本大震災から二周年を迎えるにあたり、ここに一同と共に、震災によりかけがえのない命を失われた多くの人々とその遺族に対し、改めて深く哀悼の意を表します。
2年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う大津波により、2万人を超す死者、行方不明者が生じました。
震災後に訪れた被災地では、永年にわたって人々が築いてきたふるさとが痛々しく破壊されており、被災者の悲しみはいかばかりかと察せられました。
一方、この厳しい状況のなか、被災地で、また、それぞれの避難の地で、気丈に困難に耐え、日々生活している被災者の姿には、常に深く心を打たれ、この人々のことを、私どもはこれからも常に見守り、この苦しみを、少しでも分かち合っていくことが大切だとの思いを新たにしています。
このたびの大震災に際して、厳しい環境の下、専心救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁をはじめとする国や地方自治体関係者、多くのボランティア、そして原発事故の対応に当たった関係者の献身的な努力に対し、改めて深くねぎらいたく思います。
諸外国からも実に多くの善意が寄せられました。
物資や義援金が送られ、また、救援の人々も多数来日し、日本の救援活動を助けてくれました。
また、駐日外国大使など日本に住んでいる外国人を始め、災害発生後の日本を訪れる多くの外国人が、被災地に赴き、被災者を励ましてくださっていることに感謝しています。
このたびの津波災害において、私どもは災害に関し、日頃の避難訓練と津波防災教育がいかに大切であるかを学びました。
この教訓を決して忘れることなく、これから育つ世代に伝えていくことが大切と思います。
今後とも施設面の充実とともに、地域における過去の災害の記憶の継承、日頃からの訓練と教育などにより、今後災害の危険から少しでも多くの人々が守られることを期待しています。
危険な業務に携わる人々も、この度の経験を生かし、身の安全が確保されることに工夫と訓練を重ねていくよう願っています。
今なお多くの苦難を背負う被災地に思いを寄せるとともに、被災者一人一人の上に、一日も早く安らかな日々の戻ることを一同と共に願い、御霊(みたま)への追悼のことばといたします。
ありがとうございます。
陛下が、分け隔てなく(東電すら)・・
全て人たちを労い、思いを寄せて下さっていることに、
安らかな日々の戻ることを願って下さっていることに・・
天皇という存在の凄さを改めて感じてしまう。
日本人として、陛下の存在はどんなに大きく、そして、励まされる。
ソレは決して押し付けがましくも無く・・
日本という国に、国民に、その心に、静かに‥そっと寄り添っている存在。
ステキだなぁ。日本人で良かった。
しかし、自分の狭い思慮や視野を反省しちゃうよ(^^ゞ