ゴミ屋敷の片付けと反面教師。
また更新をサボってしまったが、もう・・何か気力を失うほど、
体の疲れと精神的疲れに見舞われている。
一月に亡くなった義祖母。
このところで、義祖母のモロモロな財務関係が遺言書に基づいて
進みだしている。
義祖母の住んでいた離れは、土地の売却という形で進んでいる。
買い手付いた時点で、建物の解体の売却となるとの事。
ただ、建物の解体は、建物と中部の荷物は別途・・違うらしい。
とにかく義祖母の七十年近く溜め込んだゴミ屋敷同然の家の内部には、
親族郎党が驚愕し、戦慄した。
押入れ、物置、納戸・・これでもかと詰め込まれて壁のような状態。
大量の衣類、雑貨、何十年前贈答品(食用油・缶詰・・恐)
贅沢三昧に買い求めていたS堂の高級化粧品の数々。
とにかく言い表わせないほどの・・ゴミだ。
義祖母が施設に入った時点で、母や弟夫婦、もしくは妹夫婦・・
そしてアタシ・・それぞれ都合付く日に少しでも片付けたいという母と
ともに果敢に食品系の片付けにチャレンジしてきた。
数十年前の缶詰なんてのは・・もう最悪。
膨らんで破裂しているのもあったし。
缶詰とはいえ、何十年も経てば中身は腐敗していて・・カニ缶や魚系の缶は
もう最悪の悪臭だった。
缶詰はそのまま捨てられないので、開けて廃棄が・・地獄の作業。
亡くなったという事で、今度は遠慮なく服や雑貨の廃棄系の片付け。
多分、四十年近くは溜め込んでいた贈答品は圧巻だった。
付き合いが多かったので、冠婚葬祭のお返しの品が多いのだが、
数えられないほどのブランドのバスタオル・ハンカチ、バスマット、
キッチンマット・・シーツに布団カバー、綿毛布二枚・夏掛け布団五箱、
タオルケット四〜五枚、そして尋常ではない贈答タオル・・
軽く五百枚くらいあるんじゃないのヽ(`Д´)かるく百箱越え(@_@;)
・・・というか、最悪だった。
だっさー、もうどの箱もホコリで汚れており、開ければどれもカビてて・・
使い物にはならないものばかり。
これが箱と中身を分離して廃棄という作業へとつながる。
かなり良い品が多かったから・・
貰った当時、私達や近隣のバザーとかに出していれば、誰かの役に立ち、
廃棄されること無く生かされていただろうし、みんなあり難く貰っただろうに。
だが、義祖母の頭の中は、もらった物は自分のところに置いておく。
使わないけどいくら貰っても誰にもあげない、全部アタシの物。
で、何十年と溜め込んで、無残にも『持ち腐れた』という事。
自分では使いきれない物を誰かに分け与えたりするという事を嫌い、
全て自分の物として溜め込んでいた義祖母のしみったれた性格には辟易した。
五・六十〜七十代は町内会の相談員なんかをしていて外面はメチャクチャ
良いのだが、一皮向けば、相談してきた人を馬鹿にし、蔑んでいたから・・
最低だよね。
かろうじて入所直前に届いたものは、リサイクルショップで引き取って
くれそうだという事になった。
で、疲れと汚れでボロボロになって帰宅。
で、また明後日・・行く事になっている。
今度は和服へと手をつけるらしい。
お琴や茶道具も大量に出てきている。
琴は、かなり良いものだったと母か記憶している。
もう、個人で片付けるというよりは、嫌気が差して、
買い取り専門に任せなよと、−アタシは言ったよ。
しかし、その選択肢が母にはないみたい。
買取にきてもらって、何も買い取ってもらえなかったら恥ずかしいとか
言い出すからもうイヤになってきた。
買い取りも仕事だから、行った先でアタリ・ハズレがあるんだから、
気にしなくて良いといっても、八十の母には理解できないみたい。
とりあえず、また・・誇りとゴミと・・戦ってくる。
でも、室内はかなりきれいに片付いてきた。
反面教師として、自分も必要の無い物は置いておかないで、
特に、未使用品は早めに処分して、その物が無駄にならないことも大事だ。