老いの足音

ここ最近、やたらと手に持ったものを下に落とす・・という事が
目に見えて多くなった。
昔、おばあちゃんがそうだったような・・。
よく汁物の入った物をすべり落として、冬場はコタツ布団が汚れて
大騒ぎになったりした。

最近、自分もやたらとモノを落としてしまう。
たとえば、淹れたばかりのお茶の入った湯飲みをすべり落とす。
（ジーパンの太もも辺りに落として、あわや大火傷の危険がっっ）
味噌汁を注いだ椀を落としそうになる。
コーヒーも同様。
ご飯を盛った茶碗を落として上着のシャツがご飯まみれに・・とか。
本日、早朝の惨事は、ハチミツの入ったビンを開けようとして、
ふたは開いたが瓶を下に落として、ダイニングカーペットが〜(＠_＠;)
目も覚めましたわぁ(^^ゞ

五十五歳。
若い頃にこの年を聞けば、もう老人の域。
実際なってみるとまだ『老人とは失礼なっっ』という感じだが、
どうも機能的に老いてきているのを実感する。

世間はいい年した中年の美魔女ブームだが（ああいうの好きじゃない）
昨今は生活状態や栄養関係で、昔よりも確実に肉体は若いだろう。
しかし、人間の寿命とか考えれば、取り繕うことの出来る外側と違い、
内部の老化は確実に進んでいるという話。
特に卵巣やらの生殖器関係は、三十半ばから確実に老化が始まるというから、
内臓も然り・・なんだろうね。

掴む力の弱くなったことを実感する昨今、
軟式テニスのボールでもニギニギして、少し筋トレしてみようかな笑

ここで一句。
『ヒタヒタと　老いの足音　秋深し』まる吉