保護猫、受難その二。

明日また来まっスッ。

と、言い残して夜の九時ごろ去っていた兄さん。

まったくぅ、この寒い夜中に・・何だってーの。
アタシも後になって冷静に考えて・・腹立たしかった。
そもそも、夜の八時半ごろにやって来て猫を引き取りに来たって・・
普通に考えればおかしいんだよね(ﾟДﾟ)ﾉ
日中来ればいいのにさー。
だって、日中ヒマでしょ、兄さんは働いてないし、いつも家にいるんだから。
あの日、夕食にでも酒飲んで…明らかに酔った勢いでやって来て、さんざ猫に噛まれまくるは、寒いは・・っで、兄さんは良いが覚めてきたんだと思う。
ようやく猫を抱き上げた時には、ほぼ酔いがさめて、
『何やってんだ俺？』状態だったんじゃないかと・・。

ちなみに、『明日また来ますっっ』なんて勢いよく言って帰ったけど、
あれ以来音沙汰なし。

餌と水をやりに来ますっっとか、
一週間以内に箱を作りますっっとか、
猫を引き取って家に入れますっっとかも・・

‥すべて嘘っぱち(-_-メ)
思い付きや勢いで口をついて出てくるだけで、言っていることが殆どいい加減。
こういうのっているんだよねー、単に調子のいいだけの言うだけの輩。

正直な話、アタシはこの兄さんのこと何も知らな過ぎだった。
先日、近所の良く話をする奥さんにそれとなく聞いてみた。
すると、奥さんは色々と教えてくれた。
とにかく近所での評判はあまり良くなくて、警察沙汰も数回あり、
近所の交番では○○さんとこの息子…と有名らしい。
ええっっ、そうなのっ(；ﾟДﾟ)
…すぐにカッとなり裏表があって怖い子と言ってる人もいるらしい。
また、夜遅く駐車場を通りかかった人が自分の家の車を止めて無い所なのに駐車場の車の間をうろうろしている姿を目撃しており、車上荒らし？でもしているんじゃと陰で疑われていたり。
夜中に自宅の二階から出入りしているのを見た人もいるという。

とにかく、付き合いは気を付けた方が良い言われてしまった。
は〜、聞いておいて良かった。
これからは、それなりに気を付けて対応しようと思うよ。

しかしさー、アタシは単純に、ガリガリに痩せまくりの飢えた半野良というか、放置猫を保護しただけだったのに・・。
その猫に何やら副産物のおまけが付いてて、なんだかもう、疲れる。
この家が、猫を外猫として飼っているなら、それなりの対応とか面倒をキチンとみてほしい。
もう歳だし、この冬で死んでもいいという風にしか見えなかった。
野良猫じゃなく外での飼い猫と主張するならキチンと冬の対応をして飢えさせないてせ欲しい。
キチンと対応してくれるなら今すぐにでも熨斗つけ箱とともにお返し致しますよ。
出来ないなら、今まで通り放置していればいいのに、そこにヒマ人登場。
口先だけで、心配だとか、気になるとか・・思い出したように言って来るだけ。

これまでの感じで、保護団体さんの言う通りで、こういう人って何一つ出来やしない。
現実に、何もできてない。
この兄さんのいい加減さがシミジミわかって来たからね。

ともかく、寒さが和らぐまで面倒を見ようと思っている。

保護猫は今日も元気。
適量？を食べて、見回りに出かけ、走りまわっているのも見た。
そして、戻って来て箱の中でぬくぬく。

しばし、めでたしめでたし。
…なんだけどねぇ。