達観した眼差し。
保護猫。
今年、十六〜七歳。
改めて思うのだが…とても澄んだ目をしている。
あるがままに、すべてを受け入れて・・達観した眼差しだね。
ここまで、色々な・・理不尽、空腹、辛いことがあったろうに。
相変わらず我が家の玄関先の箱の上でくつろいでいる。
おなかを見せて爆睡していたりする姿が何とも愛らしい。
完全に・・元の家には帰る気がないよね・・(苦笑)
とにかく、蚊が多くなってきている。
蚊よけ対策だね。
外い飼いのワンコって夏場の蚊よけとかどうしているんだろう。
まさか、外でベーブとか蚊取り線香焚いたり?
いやいや、蚊取り線香はダメだよ、、隣家が近すぎる。
外からの蚊取り線香のニオイで、室内が充満するだろうし、
さすがに、それは申し訳ないレベルじゃなく、大迷惑だよね。
とりあえずネットで色々と探してみよう。
保護猫と、、まったりしていたら・・
何とまたもや、飼い主の兄さん登場(>_<)
『おばちゃん、猫の箱の大きさ測らせてください、板で箱作ろうと思って・・』
ほぉ・・、板で箱を作る?
工作は得意だから・・だ、そうだ。
そうそう、真冬、段ボールで箱を作るとか何度も言っていたよね。
工作は得意だからと・・
でもさー、一つも作ることなく冬が終わったね。
今回もまた、気まぐれの思い付きなんだろう。
万が一、木箱作っても・・
当のにゃんこの気持ちは、兄さん一家からもう離れている気がしている。
ゆうパックの配達のおじさんや電気の検針のおばさんにも、、
『ここで可愛がられて良かったねー』と猫に声をかけているのが聞えた。
猫の事・・・知っている人は知っているんだ?
半年前、がりがりに痩せて、知らない人は飼い猫とは誰も思わないほど・・薄ら汚れた猫。
近所をうろついて餌をくれそうな人にまとわりついて、おねだりしたり
していた。
夜遅く帰宅する会社員の若いご夫婦も、周りを気にしつつ、食べ物をあげていたのも知っている。
だから、その夫婦が通りかかると、駐車場から飛び出して、ニャーニャーとおねだりしていた。
あのご夫婦も、、気にかけてくれていた猫がうちの玄関横で元気にしていると、知っているといいな。
主人も保護猫が居ていいと言ってくれたので、
ずっと面倒見ていこうと思っているよ。
一度、兄さんに言ってみようか?
いやいや、ああいう人は・・触らぬ神に祟りなし・・ですな( 一一)