もう実名を名乗る時期じゃないの。
1997年の神戸連続児童殺傷事件の加害者男性(32歳・事件当時14歳の元少年A)が本を出版。
そもそも、すでに三十二歳にもなって、いまだに少年Aって、
一体なんですかね。
一部では、結婚し子供もいるとの事。
だから実名でないのか。
一部をネットで読んだが・・。
なんか、タイトルすらカッコつけでしかない気がしてならない。
多分この本を読んだからと言って、『少年Aの事がわかる本』とは思えないし、
読んだ方の感想だが、『そういう本じゃない』と突き放していた。
本当に、結婚し実子が出来ていたら、
今まで以上に?被害者の親の心情がわかるのではないかと思うけど、
どうなの?
実子がのちに少年Aと同じような事をしでかしたとき、
というか、それ以前に、子供を作ることに躊躇はなかったのか・・
イイ年のおっさんとなっているのに、
相変わらず少年Aで通していること自体、なんかおかしい。
交通事故被害者の遺族が言った言葉が頭に残る。
『この国は一体どこまでも加害者に優しい国なんだ』
本当に言い得ていて感心する。
被害者がそう強く感じられる日本という国の犯罪に対しての理解が、
どこまでも加害者に優しい国であっていいのか。
それが少年であれ少女であれ・・どんなにひどい事件を起こしたとしても、
大事にオブラートに包んで保護し、守り抜き、新たな人生を提供していく。
加害者の起こした事件の横には、理不尽に命を奪われた被害者と
打ちひしがれた被害者遺族いるというのに。
ずっとずっとそれを抜きに、成人した加害者が匿名で何を語ろうと、
誰が納得するというのか・・。
そこに、侵した罪の理解にとてつもなく乖離があるような気がしてならない。
ともかく、納得いかないのは・・
当時は子供でも現在は成人して十年以上だ、
元少年Aなど、何をいまさら匿名にしちゃってんの。
アレコレと物言いがしたいのなら、実名を晒してモノを言うべきじゃないのかね。