死相もしくは寿命。

近所のおじいちゃん、Ａさん。
確か八十を数年超えているくらいだと思う。
今年の夏場に体調を崩し、三週間近く入院した。
退院後、もう二度と入院も病院も嫌だと言ってと、奥さんから聞いた。
何でも極度の医者嫌いで、夏に入院をするまで、ほどんど病院のお世話に
なることなく過ごしていたという。
しかし、Ａさんの意に反して・・高熱が出たり、食欲が無くなったりで、
入退院を繰り返してしまう。

今朝、久しぶりに自宅前を掃いているＡさんの姿を見た。
顔見知りではあるが、そばまで行って挨拶できなかった。
尋常ではないほど・・と言うか、以前とは別人と言って過言ではないほど
激ヤセしており、顔つきも別人。
体も正面からは特に感じないが、横から見た時・・ドキンとした。。
体の厚みが全くなく、薄っぺらい・・。

何となく、、死相・・もしくは寿命を感じてしまった。

以前を思うと・・十年近く前は物凄く元気だった。
町内会のお掃除も率先してバリバリこなしていたし、
その延長で自宅周辺の掃き掃除は全部任せろ☆というほどの勢いだった。
それが、ここ二・三年で急激に老いてきた感じがしていた。
つまり八十歳を境に、、体力低下が著しい感じだ。
特にこの夏を境に老いが急激に進んでいる。
寿命。
それには、何人も抗う事は出来ないんだよなぁ。
Ａさんの若々しく元気な猛烈おじいちゃんのイメージはもうない。
何ともわびしいよ。

Ａさん、陰ながら気にかかってます。
どうかあまり無理しないで下さいね。