痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

もしかして最後の?

先日、息子夫婦と孫に会うべく、北海道の道北へ。
北の街は『寒い』の一語に尽きた。
行った当時は十一月の上旬。
北海道に寒気が下りてきているとかで、朝方は一度とか二度の世界。
こちらでいうところの真冬の気温だわ(゚Д゚;)

さらに追い打ちをかけるように街の寂れ度が物凄い。
短い夏の観光シーズンは、御多聞に漏れず、中国人観光客で大いににぎわったらしいが、
もう、十一月ともなれば団体の観光客は居ないのでは・・。

午後十時過ぎた駅前。
駅前なのに・・( ゚Д゚)誰も居ない。
というか、八年前に比べたら、もう店の数が激減しているのが一目瞭然。
放置され壊れかけの店舗や、歯抜けのように更地になった商店街。
娘と来た数年前にはかなり賑わっていた食堂兼居酒屋も明かりが消えている。
そばまで行ったらずいぶん前に閉店しているようなたたずまい。
かろうじてぽつぽつと点在するホテル周辺の飲食店はなんとか営業している感じだが・・
そういう店の前には数台のタクシーが待機しており、時折、客を乗せたタクシーが走り抜けていく。
駅前のコンビニ寄ったら零時にはいったん締まるという。
外は吹き抜けていく冷たい風。
泊まったホテルの周辺をぐるりと散歩したが、誰にも会わなかった。

夏場は二十五度を超える日が一週間もないという、極楽の世界だが、
反面冬場は・・・雪慣れしていない者にとっては長く辛い雪に閉ざされた世界なんだろうなぁ。

しかし、再開発できれいに整えられた駅前だが、どこにでもある感じ。
以前の古めかしい駅舎の雰囲気は、なんとも哀愁と懐かしさを醸し出しいい感じだったのに、影も形もない。
開発して、どこにでもあるような小奇麗な駅舎に、何も面白味も興味も湧かない。
なぜ・・こういう事に?
あのどこか懐かしい、昭和初期からを綿々と受け継いできた歴史的な駅舎を
いとも簡単に壊してしまったのか・・。
それこそ、駅舎自体も観光資源となったろうに。
あの雰囲気を残すようなリフォームが出来なかったのか、歴史的な遺産として、
そういう金のかけ方がなんで出来ないのか。
綺麗にしてしまった建物に、何の魅力もない。
ホントに地元民も、この駅舎で良かったのか?

人口激減も甚だしい街。
聞けば、医療も限界だろう。
市立病院も診療科目も減り続け、十分な治療も投薬も出来てないのではないのか。
手に負えない急患が出れば、救急車に医師を同乗させて二時間かけて隣の市へと運ぶ。
救急車で二時間爆走・・。
そんな世界だ。

七年、息子はこの街で過ごした。
どうもそろそろ異動があるらしいのだ。
おー、、いよいよか。

息子の同期は次々と異動してしまい、今はもう息子しかいない。
道北は人気が無くて代わりの要員を揃えられないために、八年近く
ズルズルと放置されていた感じがしていた。
人事的には人気のない場所に長く居たので、かなり希望が聞いてもらえるかも。
関東に戻って来れるかもしれないが・・まだわからないが・・
出て行った時、一人だった息子が、四人家族で戻って来るとは・・
何とも感無量。
いや、五人か・・
多分、お嫁さんのお母さんも一緒に連れて行くことになりそうだと息子が言っていた。
色々と事情があり、年齢的なこと・家賃や生活等の金銭的にも・・
一人残していくことは出来ない様子。
娘と一緒ならどこでも行く・・と言ってるみたい。
息子も大変だなぁ・・。

しかし、東北や北関東でもいい。
陸続きで行ける所なら、北海道よりはマシかもしれない。
ともかく、ちょっとどうなるかまだ分からないけど・・
異動が現実になればいいなぁ。

もしかしたら、今回行ったのが最後の北海道だったかも?