身近に迫る空き家問題。
先日、我が家の裏手に住む六十代後半の女性がお引越し。
一人暮らしていた戸建は空き家となった。
近隣では、昨年くらいから築三十年以上の比較的大きな戸建てに住まっていた一人暮らしのお年寄りの引っ越しが相次いでいる。
たいていは伴侶が亡くなって一人暮らし。
娘さんの家で同居とか施設に入ったとか・・色々と引っ越し事情を聞いた。
さらに、数軒、八十は軽く超えた高齢の夫婦のみのお宅もある。
近い将来空き家かもしれないね。
今まで一人(一世帯)として欠けることなく当たり前のように住んでいた
近所の方が老いて、一人では暮らせなくなってくる。
まるで歯が抜けたようにポツリポツリと空き家が出て来た。
なんかその様を見ていると・・
何とも寂しい。
あんなに手入れの行き届いていた美しい庭も、今は見る影もなく荒れ果てている。
人が住まなくなると、風情のあった古い家もあっという間に荒れ始める。
無論、アタシも五十七。
都内からこちらに越してきて27年だもの。
当時、今のアタシよりもちょっと若かった人たちはマジで高齢者。
空き家になってしまった家を見ていると、まさか将来こういう風になるなんて、
思いもしなかった。
時の流れって、本当にシビアだなぁ・・。寂