痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

介護殺人。

川崎の介護施設で立て続けに三名の高齢の入所者が転落死したという事故は、
同所の若い男性介護職員が高齢の入所者三名を転落死させていたと自白。

わずか21歳の若者が、3名もの老人を殺したという事件で、
明らかに死刑になるであろう事案ではないだろうか。
当の犯人は死刑になると自覚があったのだろうか・・。

アタシの知人の息子さんも介護職についている。
以前はIТ系の会社に勤めていたが、精神を病んでしまい、退職。
当時、その会社の社長さんは自分もそういう時期があったからと理解を示してくれて休業をして治療を勧めてくれたが、本人は迷惑をかけると退職を申し出る。
さらに、社長さんは、一度やめてしまうと良い事はない、知り合いの会社を紹介してくれると・・。
別の業種に移って治療しつつ様子を見ては・・と紹介状まで書いてくれると言うほど恵まれた上司と職場に居たのに退職の意志が強く、結局やめてしまった。
後に、息子さんはあの時・・社長の言う通り様子を見て治療していれば・・と後の祭りのように後悔していた。
それほどに、30歳を目前の中途採用は厳しい。
以前と同様の仕事にありつけるほど世の中は甘くなかった。
有名私立大の大学院まで出ているのに、結局たどり着いた職場は、人手不足吹き荒れる近所の介護施設
しかし、彼はここで、幸いにも対人恐怖症(厳密には色々な複合だが)というモノに打ち勝つことが出来た。
言葉は悪いが、ボケた老人相手に対人恐怖というモノが薄れて行ったという。
現在、そこに三年居るが、どんどん退職していく先輩職員たちの中で唯一残っているので、だんだん責任者の地位になっていっている。
今回の事件は他人事ではないという。
先日、その人の母親と会う機会があって、、母親いわく、、
実際手を下さないけど、心情は理解できると息子は話していたという。

丁度ネットの記事に目が留まった。
ラジオやテレビで見かける河合薫さんのもとに送られた九十歳の施設に暮らすご夫婦の奥さまからの便り・・と言う記事を読んだ。

介護の現場を介護職に関わらない一般の方々へ知らしめる現実。
胸に迫って来る介護現場の現実の凄まじさ、そして薄給にさらされる介護職員たちの現実。

やはり、政治介入しかないのでは・・と思うのだが・・
まずはその河合氏の記事を以下に抜粋↓


『現在、90歳。ご主人が要介護となり、ご夫婦で入所されている方から寄せられたメッセージを紹介します。介護現場のリアルを「我がごと」として一緒に考えてみてください』


「Sアミューユ川崎幸町で起こったことは、他人事ではないような気がしています。殺害なんて絶対に許されることではないし、虐待も暴力もいかなる場合も許し難いことです。

でも、入所者の中には大声で喚き散らす人、たえずヘルパーを呼びつける人、自分が判らなくなってしまった人、思うようにならないとヘルパーの手をかみつく人など、さまざまです。

そんな人達の家族に限って 面会に来ることがなく、ホームに預けっぱなしなのです。

私は夫とともに、毎日、食堂で食事をしているのですが、食事は終わったのに、食べた感覚がなく「食事を早くください!」「死んでしまいます」と大声でわめいている女性がいて、若いヘルパーが優しく対応している姿に頭の下がる思いがしています。

ヘルパーさんたちがあまりに大変そうなので、食器を運ぶくらいお手伝いしようと申し出ました。

でも、絶対にやらせてもらえません。ナニかあったときに、施設の責任になるからです。

先週、またヘルパーが二人辞めてしまいました。理由は『給料が少なくて結婚できないから』ということでした。離職者があとを絶たず、その補充もなかなか見つからないので、残ったヘルパー達が、過重労働を強いられているのが現状です。

ホームには各部屋にインターホーンが設置してありますが、認知症の進んだ入所者がひっきりなしに夜間押すこともしばしばです。

夜勤ヘルパーは、その度に対応しなくてはならない。就寝前に投薬が必要な人もいるので、夜勤の仕事はかなり重労働です。

ヘルパーの中には夜勤はしない、という条件で勤務している人がかなりいるので、限られたヘルパー達が順番でやっているのです。

すぐに順番がやってくるので、真面目なヘルパーは体重は減るわ、顏はやつれるわで見ていて可哀想になります。私はいつもそんな彼等に感謝と激励の言葉を送っていますが、そんな感謝の言葉だけでは、彼女・彼らが報われません。

みなさん、献身的にやってくださります。でも、……人間には限界ってものがありますよね。

政府は施設を作る、と言っていますが、その前にヘルパーの待遇を改善すべきだと思います。ヘルパー不足は入所者へ深刻な影響をもたらしているのです。オムツ交換が4回だったのが3回になり、夜間見回りもなくなり、適性があろうとなかろうと採用するしかない。悪循環です。

高齢者へ3万円支給する余裕があるなら、介護関係に回すべき、だと思います。

ここはまさしく姥捨山です。入居者たちはみんなそういっています。

入所者は家族が介護の限界にきたために本人の意志でなく入れられた人が多いので、私のように発言できる入所者は滅多にいないと思います。

私のコメントがお役に立つようでしたら、こんな嬉しいことはありません。どうか薫さんのお力で、たくさんの方に現状を知ってもらってください」

……これが介護現場のリアルです。


↑以上転載終わる。


言葉を失うという感じだ。
暗澹たる思い。
巷では、良い施設の見極め方・・なんてやっていたけどね。

この先も否応なしに日本の老人増加はすさまじい勢いで増えていくだろう。

未来人の話しになるが、
この日本の老人介護問題は歴史的に見るとそんなに長期にわたるわけでは無いという。
つまりは、団塊の世代がほぼ亡くなる間が大変だという事らしい。
やがて元気な老人たちが老人の面倒を見る形になっていくコロニーのようなものが出来て来るみたい。
何となく、あり得るかもしれない気がする。

未来人は、たくさんあった介護施設は老人の減少でどんどんつぶれていき、大して繁盛もしていないと。

介護問題、、
根本的に政治的な大ナタを振るわない限り何も解決できない気がする、
それもチマチマやるのではなく、ドーンと・・
介護職への優遇が急がれるんだろうけど、、
また、一つの考え方、発送の転換で、何かより良い方法が見て出せないのだろうか・・

それにしても、先立つもの(金)が必要なのは火を見るよりも明らかだよね。


三人を転落死させた犯人に同情心は無いけれど、介護施設や介護の現場に
広く目が向くことで、少しでも改善出来たら・・と思わずにはいられない。

老人介護の現場は、老女の便りで垣間見える。
政府筋これを目にする機会はあるのだろうか・・