痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

認知症老人のJR事故

先週の一日に判決の出た訴訟。
少し遅い感アリのニュースだけど、、やはり書いておく。

認知症の老人が、徘徊中にJRの敷地内に入りこみ、人身事故を起こし
JR東海から損害賠償を家族が請求された訴訟。
最高裁まで持ち込まれての「JR側に逆転敗訴」を言い渡す。

どうも今一つどこか納得のいかない、、というか・・
のどに異物が引っかかっているような、、すっきりとしてな気持ちがある。

確かに認知症の家族を家庭で介護している方には、本当に良かったという感想に違いない。
しかし、この判決以後、やりきれない事件が多発していくのではないのか?

例えば、認知症の老人が、車の運転を家族に止められているにも関わらず
家族のスキを見てクルマを運転し、逆送して正面衝突事故とか、
誰かを撥ね飛ばして死亡事故とかを起こしたとして、、
これもまた無罪という事になるとしたら、被害者側には恐ろしい気がする。

今回の事案は、相手が大企業だったから良いけどさ、個人対個人の事故だったら?
大企業とはいえ損害は七百万を超えるものだ・・痛くも痒くも無いという額では無かろう。
個人で、こうなってしまったら・・ただの泣き寝入りなのか?


無論、 年老いた奥さん(当時85才)の責任を問うのは大変気の毒だし、
奥さんも要介護1での老老介護で、出来る範囲で頑張っていたという。
しかし、JR東海も事故処理のためかなりの金を消費したのは間違いない。

JR側が高裁に差し戻さなかった点は評価されると思うけど、
逆に、、加害者側の損害賠償はまるで無しでいいのかね・・。
と、アタシはおもうのよ。

正直、認知症とはいえ事故は起こしたんだから、、
支払える程度の金額は負うべきだったのでは・・。
まったく何もなし・・ってなんかあまりにも・・って感じしませんか?
例えば、10万とか20万円とか最大50万までとか、、
少しは負うべきだったのでは。
何もなしに違和感を覚えてしまうんだよ。
まるで何もなかったって言う感じでさー。
実際、何もなかったんじゃなくて何百万もの損害が出てるんだから・・。

確かに、認知症の対策を考えるのは最高裁の仕事ではないと思うけど。「老々介護」の徘徊交通事故に賠償責任が無ければ、一体被害にあった側はどうすんのよ。
泣き寝入り?

ある方は言う、
『責任のない人が起こす事故その他の迷惑行為等は、国・地方公共団体・交通各社が「賠償保険機構」のようなものを作らなければ』と・・。

確かに、責任なしのお墨付きを持つ者からの被害にあった場合の「損害をカバーする」様な何かの方策を考えないと、「誰でも良かったとかの無差別殺人事件」の様な明らかに殺され損みたいなケースがかなり出てきそう起きそうだし、現実起きているんじゃないかと思う。

確か、認知症の老人が運転する車にひかれた子供の裁判が続いていると思うし・・。
この判決が、この裁判にも大きく影響したりするのかも・・。

認知症者の引き起こす事故や交通事故に責任なしとなれば、
早急に法改正、もしくは新法を確立することが大事なんじゃないかと思うよ。