痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

近所のおじいさん、突然・・。

昨日、訃報を知る。

十日くらい前、かなり夜遅くにおばあさんと散歩している姿を見かけた。
丁度、玄関横に陣取っている外猫が戻ってきていたのでご飯をあげていた時だった。

おじいさんは杖を突いていたが、足元がおぼつかない様子で、
おばあさんが、大丈夫?歩ける?と何度も聞きながら歩いていた。
おじいさんは大丈夫と言っていたように聞こえた。
そんな二人の後ろ姿が、ゆっくりと暗がりへ消えて行ったのを覚えている。
弱った姿を見られたくないと・・よく近所のお年寄りは口にする。
だから人目の附かない夜中に散歩していたのか・・・
物悲しい気持ちになった。

そのおじいさんは八十過ぎの高齢だったと思う。
この所しばらく見かけなかったから主人ともども気になっては居た。

ベランダで蒲団干しや洗濯の取り込みをきびきびこなし、
庭の手入れ等、、高齢ながらも元気にまめまめしく動いていた。
少し主人も見習ってほしい限りだ。苦笑

離れて暮らす五十前の息子さんが居るが、独身。
以前におばあさんが孫はもうあきらめていると話していた。

そんなおじいさんは、以前にしつこい勧誘員が『おじいちゃん、おじいちゃん、話をよく聞いて・・』と大声で馴れ馴れしく話しかけていた。
『僕はアンタのおじいちゃんじゃないっ、軽々しくおじいちゃんなど言わないでくれっ』と一括していたのが懐かしい。

最後に見かけた時から考えるに、多分そんなに長く寝付いていたわけでは無く、
老衰のような感じだったのかもしれない。

いつもおじいさんを見かけていたベランダは、今日も雨戸が閉まっている。
残されたおばあさんの事も気がかりだが、凄く元気な方だから大丈夫だと思う。
息子さんの所に行ってるのかもしれない。

帽子が良く似合っていたおじいさんに合掌。