人食い熊に仕立てたのは人でしかない。

秋田の県境で続発しているクマによる殺傷事件。

高値で買い取られるという事で、クマの危険もものともせず、
タケノコを取りに入り、クマに遭遇・・事なきを得た方々も多々いるらしい。

ともかく、今年はやめとけ。
…と言いたいが、そこは人間、欲もあるで・・タケノコという名の金が
御山にザクザク生えてるで、これはもう放ってはおけねぇっっ。
クマっこに食われるめぇにおらが採らねばっっ。

クマに詳しい専門家は、とにかくタケノコ採りだろうとなんだろうと、
とにかく山に入ることは禁じるべきだと強く警鐘を鳴らしているが、
お構いなしのタケノコ採り人。

そして、専門家は言う。。
『もう時は既に遅いのかもしれない』と。

先日、発生現場で仕留めたクマの胃には・・
好物のタケノコと共に、やはり、、人肉が含まれていたという。

既に、クマにとって、人間は獲物で食い物と変換されてしまっている。

これからも制止を振り切り、山に入って来た多くのタケノコ採りの金の亡者さんを
母熊が襲い、喰らう。
それを見ていた小熊は当然に学習する。
人間は食べ物。
やすやすと手に入る弱い生き物。

小熊にその情報はインプットされ、将来的にクマはタケノコそっちのけで
人を襲い喰らうという恐ろしい存在と化すことになる。
嫌、むしろ、もうクマたちは人間を食べ物と認識してしまったのだろう。
クマの専門家が警鐘を鳴らし、クマに取って人間が怖いというモノという概念をずっと持ち続けさせるには、不要な接触を避ける事という。

クマの出るときには出歩いてはダメで、特に食われるというのは最悪な事。
しかし、専門家が危惧するように、時すでに遅しの段階なんだろう。
クマに襲われて死亡している被害者の遺体は複数の熊によって食い荒らされていたという。

これは本当に悪い状況だと専門家は言う。

これから先、クマよけの鈴や鳴り物を付けて歩くという習慣をやめなければならないという。
なぜなら、クマは鈴の音で人間がそばにいる。
美味しくて非力でやすやすと手に入る人間という獲物が、これまた大好物のタケノコのおかずのタンパク質が一品添えられる・・
みたいな状況に、すでになってしまっているのではないかと危惧している。

それは、人間の性というのか欲の権化。
入るなと制止を振り切り、俺は大丈夫だとタケノコを他の誰よりも取り捲って、
お宝ゲット・・。
それを見たほかの者達も、我も我もとクマとタケノコの取り合い合戦。

食われるのは勝手だが、その勝手は昔からの日本の熊とのかかわりを
完全に壊してしまっている事に違いない。

人食い熊にしてしまったのは、人間の強欲の成せる技。

ただ、この強欲は、将来にわたってクマには人間も獲物という刷り込みを
確立させてしまった愚かな行為でしかない。

先日の報道番組でも、稼ぐ人は月に二十万とか。

それを受けてか、山は人が居なくなるのではなく、金もうけにつられて
小遣い稼ぎの高齢者がどんどん山に来ているという。

クマに取っても入れ食いってヤツ。

金の亡者VS人食い熊・・

やれやれだねぇ。

ちなみに、主人いわく・・
お前もあの辺りに住んで居たら連日タケノコ採りに
行っているハズだと。
えっっ(ﾟДﾟ)ﾉ
いや、、も、もしかしてぇぇ。てへ(*'ω'*)