痩せたいけど✖痩せられない

痩せたいと念じつつ、幾年月。既にどうでも良くなってる昨今ね・笑

今年に思いを馳せる。その一

散歩や買い物で時折通る道の途中に敷地の大きなお宅がある。
広い敷地内には畑や果樹がたくさん植わっていて、畑は高齢のおばあさんが元気に世話していた。
広い敷地に少し大きめの茶色い雑種のワンコが放し飼いで、おばあさんといつも一緒に穏やかに暮らしていた。
風の便りでおばあさんが入院し・・その後亡くなったと聞く。
先日、その茶色のワンコを見かけて愕然とした。
急激に老いてしまった感じで、、見ていて痛々しい。
アタシの勝手な想像でしかないが、
おばあさんとの日がな一日一緒に居て、甲斐甲斐しく世話をしてもらっていたワンコが
おばあさんが亡くなって、十分に世話をしてもらっていないのかも・・と。
確か、、あの家にはアタシより少し若い息子さんがいるが独身らしい?
ワンコも高齢犬だったのだろう。
ともかく、ワンコを見かけると、、何とも悲しい気分になる。

しかし、そればかりではない。
比較的古くから住宅街となっている近所は、、高齢化の波が押し寄せている。
なんとなく、家主が現役を退いて十数年というようなご家庭が多い。
たとえば、家から独立した子供が家族とともに帰って来るとなると、
その古い家の間取りは手狭で同居もままならないだろう。
家の建て替えともなると、老夫婦もかなりの額出さないと無理だろうし、
息子や娘の方に蓄えがそれほどあるとは限らない。

先日も近所の一人住まいのお年寄りが、弟宅へ同居するという事で家を空けた。
もともとは高齢の母親と同居していたがずいぶん前に母親が亡くなり、
その男性は結婚しておらず子供もいないという事で、病気を患い長期入院後に、一人暮らしムリという事で、弟宅へ行くことになったと聞いた。

古いヒトゆえに、不在となる家の庭や庭木の手入れを業者に念入りに頼んでいた。
自分が死んだら甥か姪にここを引き継いでもらいたいと言ったら、甥姪は嫌がったと苦笑していた。
庭のたたずまいは年月を感じさせるほど良い感じだもの、、出来たらそのまま残した方が良いのかもね。
ただ、手放すなら、今の建売感覚だったら、庭無しで四軒くらい建てられる敷地。

人もワンコも・・いいや、すべての生き物は・・
生まれた時から死へ向かって生きていく。
老いて自分ではどうしようもない体となっていく。。

昨年の今頃、アタシの母には死の影すらない元気印の老婆だった。
それが春にがんが見つかり、老齢なら進行は比較的遅いといわれるがんだが、
すい臓がんという、がんの中では年齢などが度外視される恐ろしい進行で
推移するたちの悪いがん。
発見から五か月で亡くなった。

少し家の片づけをしたら、母の書棚や机に積み重なっているほんの大半は、健康もの。
食事や生活・運動、、長寿とか体に良い食事とか食品とか、、
あきれるほど出てきた。

ボケずに八十四まで生きてきたが、神経質なまでに必死にいいものを呼ばれるものを食べ続けた(らしい)。
のちにがんで処方されたモルヒネを「体に悪い」と適量を飲まずに、当然四六時中の痛みに苦しみ、精神を落ち込ませていった。
痛みのコントロールができないと医者を泣かせ、あれこれしているうちに
病状は悪化の一途。
最後は緩和ケアの医療施設へ転院して十日で亡くなった。
言い方は「緩和ケア病棟」だけど、母は「終末だ」「終わりだ」と連呼していた。

今年の正月に皆が集まったとき、「あと十年は生きたい、ははは」と
笑って言い放っていた母だが・・合掌。


そもそも、若い頃や三、四十代のころに来年は生きてるかな・・
なんて絶対に思わないし、頭によぎりすらしないよね。

さてさて、五十代後半、病気がちのアタシは・・
リウマチ性多発筋痛症に加え、今年は偽痛風、腹膜炎で入院等々、、
かなり病気がちに拍車がかかった年だった(苦笑)
来年は元気に無事一年を過ごせるか…果ては生きているのか・・と
そんなことを思っちゃいながら、年末の台所とガスレンジ、換気扇の掃除を
やりますた。

年末の掃除はもう、年なのでまとめないで一日一つと決めた。
で、風呂場も先日終了、トイレ昨日終了、台所終了。
明日は玄関回りか。
気が向いたら窓ふきかな・・で今年はいいかな。

思い返すに、今年は怒涛の一年だったよ( ゚Д゚)