横断歩道を四つん這いで渡る…衝撃。
老女が四つん這いになって、二車線ある交差点を這って渡っている姿。
右手には黒い杖を持っていたが、立つ事もせずに、ズルズルと這っている。
高齢者の多い街では、もう仕方ないことなのかも知れない。
むしろ、こういう状況が当たり前になっていくのではないかとさえ、
思ってしまう。
かつての大規模団地の走りで、古いUR団地のあり高齢者が多いわが町で体現。
その老女は、四つん這いになり、はいはいをするように交差点を渡っていた
何とか青信号が切れないうちに渡りきれた。
この老女の横について、押し車を押していた初老の女性は、四つん這い老女とは
まったく無関係の人だと、会話で判った。
そして、手押し車は、老女のものだが・・・
老女は右手に持った杖を支えにしても立ち上がる事が出来ない。
女性が押し車を支えに立ち上がらせようとしていたが、老女は杖や押し車に手を
かけるが・・どうやっても自分では立ち上がれない。
明らかに足腰が萎えている様子。
老女は交差点の手前で、足がもつれて押し車から手を離してしまい、四つん這いになり、
そのまま信号が青になり、何故か老女は押し車に目をくれずに、這って渡りだした。
ソレを見かねた女性が、置き去りの押し車を押して信号を渡った様子という構図。
『私達も行く道とは言え・・これは大変・・』と女性がつぶやく。
老女はどうしても立ち上がれず、遠巻きに皆が見ていた。
手押し車を押してきた女性も・・困っているが積極的に老女を触ったり、手を貸さない。
つーか、ハッキリ言いましょう。
この老婆、メチャクチャ臭い。
ホームレスと同様の猛烈な悪臭を放っている。
髪の毛も皮脂でベタベタという感じ。
服も薄汚く・・冬服。
もう大分長いこと、風呂に入っていないという状況だろう。
うちの義祖母も主人の母親も・・認知症の疑いが出てきたとき、
多分、少し前からではないかと思うのだが、(認知症の初期は、まだ取り繕うのが上手)
自分で風呂を入れて入浴したり、キレイな服を着替えたりが出来なくなって
来るのだ。
という事で、この足の萎えている老女も猛烈に臭くて・・風呂に入ってないね。
すでに一人暮らしは限界だろう。
買
とにかく、老女は立ち上がれなくて、モゴモゴと動いているだけ。
周りを見ても、近寄って手を貸そうとするものもいない。
・・というか、似たような老人ばかりだ。
もう仕方ないから、自転車を置いてワタクシ後ろから抱えて、立ち上がらせた。
『あわーっっ、くっさ〜〜(@_@;)』
もう・・手とシャツとジーパンに、、ホームレス臭が〜\(◎o◎)/!
老女は、『ありがとう』と二回ほど女性と私に礼を言って、
手押し車を押してヨタヨタとスーパーに入っていく。
お礼が言えたという事は、それほど呆けてもいないのだろうけど・・
スーパーで買ったものを押し車に乗せて、来た時より重くなるわけで、
帰れるのか…と、疑問。
ワタクシも買い物する予定だったけど、触れた手とか服とかから・・
ニオイが凄くて・・もうそのままでは無理。
一度自宅に戻って、手を洗い、全部着替えて、即・洗濯。
買い物に行くにも失せた。
ふー、衝撃だよ。
なんかモロモロの思いが渦巻く。
この国の高齢者対策とかさー。
しかし、あの老女にはケアマネージャーさんとかいるのか。
時々利用する団地脇のスーパーだが、
もう、一人では限界だろうみたいなヨボヨボ・ヨタヨタのお年寄りが
やっとこさ買い物している姿を何度となく目にしてしまう。
アタシは思うのだが、こういうスーパーの入り口なんかで、
市の福祉課の人、もしくは専門の目利きケアマネさんなどに
ヨボヨボ・ヨタヨタの年寄りに声かけしてもらったらどうだろう。
この国の高齢化の先行きがなんだか薄暗い。
やがて、
街中は・・・
四つん這いで這いずるお年寄りだらけになっちゃったりして。
現実はドンドンと深刻化している。
棚上げとか、
そのうちとか・・
何も決まらないこの政権下で
小沢がどーした、こーした・・
選挙しか頭に無い政党に
怒りというかあきれてしまう。
交差点を悪臭漂うお年寄りが四つん這いで這ってわたる姿。
この国の高齢化政策のこれが現実だよ。