『無敵の人』と『孤独課』
一時使われた言葉に「無敵の人」がある。
無敵の人とは、
欲望のままに野蛮な行動を起こす社会的信用の無い人、
人間関係も社会的地位もなく、失うものが何もないから
罪を犯すことに心理的抵抗のない人を意味する。
悲しいかな、今回の『川崎殺傷事件』の犯人に当てハマってしまう気がする。
報道やワイドショーを見る限り、犯人自身の子供のころからの置かれた処遇には
同情の余地はあるが、、
だからと言って、今回犯した罪に対しては一ミリの同情も出来ない。
自宅の家宅捜査で犯人はパソコンもスマホも持ってないとの事。
社会とのつながりは皆無に近かったのか。
時折行く深夜のコンビニとか・・
何故実の親はどちらも引き取ることせず、、
想像だが当時は裕福であったろう伯父夫婦に預けられる。
育ててくれたというのか、生活させてもらった伯父夫婦宅で
従弟たちと分け隔てなく育てられたとは言い難い子供時代、
そして、年が行くほど言い知れぬ孤独は深くなる一方。
想像するに、、ほんの少し、犯人に対して気にかけてくれる人が
居たら・・と・・甘い考えもよぎる。
日本の引きこもりは二百万人とも言われている。
イギリスだったかだろうか、役所内に『孤独課』というのを作ったと
言うニュースを聞いた覚えがあるが・・
『孤独』が人に害を与えるとか・・何とか・・
聞いたときは不思議だったけど、、
今回の事件で、何となく、、日本にも早急に必要じゃないのかな。
『孤独課』
孤独の先に、今回の事件が存在するような気がしてしまう。
そして、今回の殺傷事件で、多くの傷ついた被害者の方々に
心からお見舞い申し上げます。