忘れて行く事も一つの方法か？

昨夜のいきなりの地震(自宅地点は震度四)も驚いたが、
朝も立て続けに三回ほど揺れた。(震度三との事)

熊本の大地震の惨状が頭にあるだけに、、おののいた感じだ。

忘れがちな事だが、火山帯に日本列島が存在しているのだから、
日本の国土の中で、いつどこで・・地震や噴火があっても仕方ないのかもしれない。

さらに、人間の寿命のスパンをはるかに超える地震や噴火の事象だから、
過去、何百年もの前に何かしらの災害があったとしても・・
伝えられるのが古文書やら古い絵図しかない場合だってあるし、
それすら無いことの方が多いのかもしれない。

科学が進み、当たり前のように近代的な生活を謳歌したところで、
大地が激しく揺れればその上に建てられたものはあっという間に破壊される。
そのエネルギーの凄まじさを人間はコントロールすることも予測することも出来ない。

どう自然災害と同折り合いをつけて暮らしていくか・・・
被害に合っても命を落とさない建築工法とか建築材の開発か？

自然災害の究極の折り合いとは、、
やがて災害の恐ろしい記憶が薄らいでいき、
代を重ねて忘れられていく・・
『忘れる』それなんじゃないのかな。
次の大地震は、噴火は、、何百年も先・・だとしたら、
それをみんなが代々覚えてて、伝えていくなんて事は出来ない気がする。
いつ来るともわからない震災や噴火に、死ぬまで身構え続けていくなんて、
一体誰が出来ますか？

何かあった時、どう生き抜くか、もしくは危険の薄い家屋の研究を
するべきなんじゃないかと・・何となく思ってしまう。